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Posted by naturum at

2011年05月26日

かみ合っていない理由(映画 岳を観て)

先日、有楽町東宝で、噂の映画 岳を観ました。



実際、平日の最終回ということもあってカップル数組と

やま好きなおじさん数名、山ガール風数組、等々のがらがらの映画館で

快適でした。ちなみに原作の漫画は知りません。

ヘリから空撮された北アルプスの壮大な景色は、映画のスクリーンで見ると

サイコーですね。


映画の内容自体の感想は、何か、かみ合っていないなぁというもの。

ストーリーが弱いのか、演技が弱いのか? うーん。

主演の小栗さんの演技、長澤さんの演技ともに大画面から伝わるものは

どちらかというと、大音響の勢いだけという感じ。ご自身の俳優として

伝えたい主張が強いのかも。

撮影も、演技も高所で大変だったと思います。

かみ合わない理由はなんでなんだろうと、この2日考えてわかりましたので忘備録。


映画のコンセプト、視聴者に訴えかけたいところがきっちりフォーカスされていないという結論。

撮影場所が限定的すぎますね。(セットの山小屋と山岳「涸沢周辺と白馬鑓の一部と小学校の映像を使い回し)

緊迫した遭難シーンと音楽があまりフイットしてない。


いわゆる神話の法則のアーキタイプに当てはめていくと分かりやすいかも

「アーキタイプ」登場人物の要素
まずは、登場人物の各要素ですが、これを「アーキタイプ」と呼びます。
まさにユング心理学で言う「元型」です。
ユング心理学では個人に関係なく人類共通の普遍的無意識を「集合的無意識」
と呼んでいて、その集合的無意識を作り出している要素のことを
「アーキタイプ」または日本語では「元型」と呼んでいます。
映画のストーリーを構成する登場人物の要素をこのユングの
「アーキタイプ」になぞえて呼んでいます。
では、この映画 岳の8つの登場人物の要素とはどんなものがあるのかみていきます。
8つのキャラクターの要素
○主人公(ヒーローまたはヒロイン): 三歩 くみ
○賢者(本書ではメンター):主人公の指南役立場の登場人物  くみの父
○仲間  :山岳警備隊員 山小屋おばちゃん、ヘリ操縦の方
○使者:ヒーローに動機付けをする :警備隊の父の遭難死  
○変化する者:ヒーローを惑わす者  :北アルプスの激しい気候 軽装な登山者
○影:悪役、ライバル  :あえていうなら、爆弾と呼ばれる北アルプスの荒天
○門番:障害 :これまた北アルプスの天候 未熟な山岳警備経験
○いたずら者(トリックスター):主にヒーローと観客を現実に引き戻したり、
ヒーローに変化をもたらす  :都会で道に弱い

ストーリーの12要素(くみ、長澤さん主体)
○日常の世界   :くみが父の影響で山岳警備隊に入る  
○冒険への誘い  :いきなり厳しい遭難事例
○冒険への拒絶  :警備隊長の指令順守 
○賢者との出会い :三歩との出会い
○第一関門    :自ら遭難して救出される
○試練、仲間、敵対者 :山岳警備隊員としての独り立ち
○最も危険な場所への接近  :ヘリ救出失敗と爆弾により遭難クレパス転落
○最大の試練  :心拍停止と三歩の救出
○報酬     :復帰により一人前の警備隊員として認められる
○帰路     :ない  
○復活     :くみの病院での出来事
○宝を持って帰還 :命を復活して生還したくみ、遭難救助した登山者と三歩の山での再開

どうも、起承転結でいう最後の締めがなく、中途半端に

終わっている感じですが、山での友情ばかりでなく、

三歩をじゃまする存在とかクローズアップしたり(悪)もうすこし

くみの情愛等々、ひねって欲しかったですね。

くみと三歩の演技はどうなんでしょうね?

生きるをテーマにしているけど、映画で三歩が実際伝えているのは、

山で安全に楽しむ、また山に戻っておいでよというメッセージ。

多分、小栗さんと長澤さんがこの映画で達成したかったゴールイメージ

が監督の意図と違いすぎたのかもしれませんね。

みなさんは、どう思われましたでしょうか?(笑)


最後にお得情報ですけど、有楽町駅前の大黒屋で、前売り券売っていれば
1300円で見れますので、是非ぜひ。最終は19時スタートでした。
  


Posted by アロハカレオ at 14:49Comments(0)ファッション